タクシードライバーに年齢制限はある？

「タクシードライバーに定年や年齢制限はない」と聞いたことがある方も多いと思いますが、法人タクシーだけでなく、個人タクシーにも年齢制限はあります。本ページではそれぞれの場合の年齢制限について解説します。

タクシードライバーの年齢制限

タクシードライバーにも定年や年齢制限というものは存在しています。一方で、タクシードライバーのなかには70代で活躍している方も多いので、定年や年齢制限がないという認識が広まったようです。ここでは法人タクシーと個人タクシー、それぞれのドライバーに対する年齢制限について解説します。

法人の場合

タクシー会社に社員として所属し、タクシードライバーとして働く場合、多くの会社員の場合と同じく定年制度が設定されています。会社によって定年となる年齢に多少の違いはありますが、満60歳～65歳で定年というケースが多いようです。

しかし近年では、人手不足やドライバー不足という傾向もあり、定年を過ぎても嘱託社員や非正規社員として、引き続きタクシードライバーとして働くことができるようにしている会社が多く見られます。

個人の場合

平成6年に国土交通省が個人タクシーに年齢制限を設け、免許の申請ができるのは65歳まで、有効な更新ができるのは75歳までと定められました。そのため、個人タクシーであってもドライバーができるのは、75歳までということになります。

地方では、この上限を80歳まで引き上げようとする声も上がっています。

タクシードライバーの平均年齢

平成30年度の調査によると、タクシードライバーの平均年齢は全国平均で60.1歳。都道府県別では、最も若いのは東京都の55.1歳、最も高齢なのは福井県の67.1歳となり、都市部より地方の方が高齢となる傾向があり、大阪府は60.7歳と、全国平均をやや上回っていることがわかります。

参照元：全国ハイヤー・タクシー連合会|統計調査（http://www.taxi-japan.or.jp/content/?p=article&c=575&a=15）

タクシードライバーは60歳以降も働ける可能性大

タクシードライバーに定年や年齢制限がないというのは誤解ですが、60歳以降も引き続き働くことのできる可能性が高い仕事です。実際に勤めていた会社を定年退職した後に、タクシードライバーへ転職した方もいます。下記のページで紹介していますのであわせてご確認ください。

定年後にタクシードライバーになれる？詳しく解説

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