タクシー会社の無線グループについて

タクシーには無線グループという、乗客の乗車依頼を共有する企業のグループを利用している会社(もしくは個人タクシー)とそうでない会社があります。

タクシー会社への入社を考える際、どこの無線グループに加盟しているかも重要なポイントとなることがあります。本記事では、タクシーにおける無線グループについて解説していきます。

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無線グループとは？

無線グループとは、乗客からの乗車依頼を一括で受け、加盟するタクシー会社に所属するタクシー運転手や個人タクシーに対して無線を通して連絡するコミュニティのことです。

例えば、乗車を希望する人がインターネット経由で無線グループに加盟する会社経由で配車申込すると、その無線グループに加盟するタクシー会社や個人タクシーの中から一番近いタクシーに連絡が入ります。 タクシーの場所はGPSにより把握されているため、最も近いタクシーがすぐに駆けつけてくれるのです。

無線グループは複数のタクシー会社の集まり

基本的に、無線グループは複数のタクシー会社や個人タクシーが集まって形成されます。

これは、例えば東京でグループを作る場合、無線電波につき最低400台の車両保有が基準となるなど、1つのタクシー会社では基準をクリアし、無線グループ作るのが難しいためです。そのため、複数の会社や個人タクシーが集まり、無線グループを形成している傾向にあります。

また、車両保有台数が大きくなるごとに割り当てられる無線の数も大きくなることから、無線グループが巨大化していった側面もあります。

大手だと共通のタクシーチケットやクーポンが共有されることも

タクシーを利用する人にとっては、できるだけ大きな無線グループに加盟しているタクシー会社に連絡することで、スムーズに乗車できます。また、タクシードライバーにとっても無線の連絡を取ることで売上につながります。

また、同じ無線グループ内でタクシーチケットやクーポンが共有されることがあり、利用者にとってもタクシードライバーにとっても大きな無線グループに加盟しているタクシー会社を利用するメリットは大きいです。

一般の利用者がどのタクシー会社がどこの無線グループに加盟しているかまで知っている人は少ないかと思いますが、利用してスムーズに乗車できた経験があるとまた利用したくなるでしょう。

大きな無線グループに加盟している会社がよい？

これからタクシー会社への就職を考えている方は、タクシー会社がどの無線グループに所属しているかを確認するとよいでしょう。基本的には、大きな無線グループに加盟している会社の方が配車依頼の数も多く、売上につなげやすくなるためおすすめです。

とはいえデメリットもあります。所属しているタクシーが多くなるため、同じ無線グループ内での競争率が高くなることです。無線グループに加盟するタクシーの位置はGPSにより把握されるため、配車依頼を受けやすいエリアを自分で見つけるなどの工夫が必要となるでしょう。

大阪の代表的な無線グループ

最後に、大阪の代表的な無線グループを3つご紹介したいと思います。

国際興業大阪グループ

国際興業大阪グループは大阪市域を中心に従業員1,500人規模のタクシー会社を中心とする無線グループ。タクシー配車アプリや決済システムなど先進的なシステムを積極的に取り入れているのが特徴です。

第一交通産業グループ

第一交通産業グループは福岡県北九州市に本社を置くタクシー会社を中心とする無線グループで、バスなどを含めると営業車両数は8,000台を超えます。

関西ハイタク事業協同組合

関西ハイタク事業協同組合は大阪市域を中心に複数のタクシー会社や個人タクシーが加盟する無線グループです。平成27年4月時点で所属車両台数は2,600台超。

タクシー会社の無線グループについてのまとめ

• タクシー会社には無線グループがある
• よい無線グループのタクシー会社は営業がやりやすい
• 無線グループにより特徴が異なる

タクシー会社の無線グループについてお伝えしました。タクシー会社への就職を考えている方は、無線グループについても確認しておきましょう。

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