タクシードライバーの休憩はどうやってとる？

オフィスでのデスクワークとは異なり、タクシードライバーの仕事は何時から何時までが昼休み（あるいは休憩時間）かは明確に決まっていません。ドライバーはある程度、自分の判断で休憩を取ることができますが、そこには法律や規則などが絡んできます。ここではタクシードライバーの休憩について解説していきます。

タクシードライバーの休憩の取り方

タクシードライバーが休憩を取るタイミングやどれだけの時間を休憩に充てるかは、ある程度、個人の裁量に任されています。たとえば、乗客の数や、走行距離などに応じて、「この辺で休憩を入れよう」と思ったタイミングで取ることができます。ただ、タクシー会社によってはドライバーの休憩の取り方にルールを設けている、という場合もありますのでよくよく確認が必要です。

休憩時間は法律で定められている

タクシードライバーは勤務時間中に必ず休憩を取らなければならないと法律で定められています。長時間の連続運転は事故につながりますので、連続運転時間は4時間までと決められています。

連続運転時間のほか、勤務時間内の休憩時間も決まっています。日勤や夜勤で勤務時間10時間の場合には最低1時間。隔日勤務で勤務時間20時間の場合はトータルで3時間以上の休憩が定められています。

休憩場所には規則がある？

基本的には駐車違反にならない安全に車を停車できる場所であれば、休憩場所はどこでもOKとされている場合がほとんどです。ただしパチンコ店での休憩は禁止としている会社が多いです。ドライバーの定番の休憩場所としては公園やコンビニ、飲食店などを利用するケースが多いようです。なお、住宅地に近い場所で休憩する場合、カーラジオのボリュームが大きすぎたり、タバコの煙などで近隣住民からクレームが入ってしまうケースもあるので、休憩中のマナーには気を付けましょう。

休憩中の過ごし方

休憩時間の過ごし方は基本的には、ドライバー個人の自由です。多くの場合、食事を取ったり、仮眠を取るというパターンが多く、中にはタクシードライバー同士で会話することで気持ちをリラックスさせるドライバーもいます。またタクシー会社によっては営業所に仮眠室が用意されている場合もあり、一旦営業所に戻って仮眠することもできます。

休憩もタクシードライバーの仕事の一部

タクシードライバーという仕事は法令とマナーを守ること、休憩をきちんと取ることが大切です。過労から事故を起こしてしまわないよう、休憩をしっかり取ることはタクシードライバーにとって重要な仕事の一部です。

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