タクシードライバーの種類

一口にタクシードライバーといっても、実はいくつか種類があることをご存知でしょうか？

本記事では、タクシードライバーにはどんな種類があるのかやそれぞれのメリット・デメリットなどお伝えしていきます。

大阪で歩合・待遇の評判が良い
タクシー会社3選を見る

タクシードライバーの種類その1：タクシー乗務員

タクシー乗務員は、一般的にタクシードライバーと聞いて想像する職業だと考えてよいでしょう。タクシー会社に所属し、乗務員が会社保有のタクシーで利用者を目的地に送り届けます。 普通自動車の2種免許が必要となります。

タクシー乗務員のメリット

タクシー乗務員は基本的に歩合制で、頑張れば頑張った分だけ収入を上げることができます。また、会社に申告が必要ではあるものの、働き方をある程度自分で組みめるため、自由な時間を確保しつつお金を稼げるのがメリットだといえるでしょう。

その他、他の一般的な仕事と比べて学歴が必要とされず、未経験からでも始められる点や、ずっと外で運転しているため社内の人間関係などに悩まされにくいといった点もポイントとなります。

タクシー乗務員のデメリット

タクシー乗務員のデメリットとしては、歩合給であるため、何らかの理由で成績が悪かったときには収入が落ちてしまうため、収入が安定させづらい点が挙げられるでしょう。また、酔った方やマナーの悪い方を乗せなければならず、それがストレスになることもあります。

タクシードライバーの種類その2：介護保険タクシー乗務員

介護保険タクシー乗務員は、介護が必要な人を病院などに送迎する仕事で、運転する車は横になったまま乗車できるワゴン車や狭い路地を走れる小型自動車など、必要に応じた車を運転することになります。なお、介護保険タクシー乗務員として勤務するためには、普通自動車2種免許だけでなく、介護に関する資格(介護職員初任者研修)も必要です。

介護保険タクシー乗務員のメリット

タクシードライバーでありながら介護の知識や医療の知識を役立てながら働ける点で、今後高齢化の進む日本において、介護分野に特化することで大きく稼げる可能性があることだといえるでしょう。なお、給料自体は一般のタクシーと同程度であることが多いです。ですが、一般的なタクシードライバーと比べると「社会貢献」や「人の役に立つ」といった点で満足感を得られやすい仕事だといえます。

介護保険タクシー乗務員のデメリット

地理や運転技術だけでなく、介護や医療に関する知識も求められるのにも関わらず、現段階では求人があまり多くないことが挙げられます。ただし、メリットで挙げたように、将来的には利用が増えることが想定されるため、求人も増える可能性があります。

タクシードライバーの種類その3：ハイヤー乗務員

ハイヤー乗務員は事前に予約を受け付け、指定された日時に指定された場所に乗客を送迎する仕事です。例えば、企業の役員付運転手やVIPのお客様を送迎する仕事などが該当します。

ハイヤー乗務員のメリット

ハイヤー乗務員は基本的に固定給であるケースが多いため、安定した収入を得られます。また、平均給与はタクシー乗務員より高いことがメリットとして挙げられるでしょう。また、富裕層や海外から来日したVIPの方を送迎する仕事などが多く、そうした上流階級の方々と触れ合える点もメリットだということができます。

ハイヤー乗務員のデメリット

一方、デメリットとしては富裕層やVIPを相手にする仕事だけに、洞察力など全体的に高いスキル(礼儀作法や気遣い…など)が求められます。また、乗客からの注文が厳しくなることが挙げられるでしょう。

なお、ハイヤー乗務員は乗客の都合に合わせて動くため、乗客の都合によっては長時間の残業になることもあります。固定給とはいえ、残業となれば残業代もでますが、不規則な勤務時間になりやすい点もデメリットとして挙げられるでしょう。

タクシードライバーの種類に関するまとめ

タクシードライバーの種類として3つの職業をお伝えしましたが、いずれも「自動車を運転して、乗客を目的地まで送り届ける」という点では違いがありません。給与体系や働き方など、自分の希望に沿った業種を選ぶと良いでしょう。

とはいえ、タクシー乗務員は未経験からでも可能ですが、介護保険タクシー乗務員は資格が必要ですし、ハイヤー乗務員は全体的に高いスキルが求められるのは間違いありません。。これからタクシードライバーになることを考えられている方は、まずはタクシードライバーとして経験を積みながら、介護保険タクシー乗務員やハイヤー乗務員への転職を考えると良いでしょう。

【当サイトにおける大手タクシー会社とは？】
※当サイトではハイヤー・タクシー業界専門誌の交通現代社が刊行している「KANSAIタクシー名鑑2017（交通現代社編）」のグループ別保有車両台数ベスト20（大阪のみ）へ掲載されているものを「大手タクシー会社」としています。