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タクシードライバーに就職・転職するにはどのような履歴書を準備するとよいのでしょうか? 本記事では、志望動機等、履歴書に書くべきポイントについてお伝えしていきます。
前提としたタクシードライバーとして働くのに必要なものがあります。それは「普通自動車第二種運転免許」です。この免許を持っていないとタクシードライバーとして働くことができません。
普通自動車免許には2種類あり、一般的な自動車を運転するのであれば普通自動車第一種免許でよいのですが、タクシーやバスなど営利目的で第三者を乗せる場合には普通自動車第二種の免許が必要になります。
とはいえ、タクシー会社に就職する段階では普通自動車第一種免許を持っていれば大きな問題にはならないでしょう。というのも、第二種免許を持っていない場合には、入社後にタクシー会社の負担で資格を取れるようになっているのが一般的だからです。
ただし、普通自動車第二種免許を取得するには以下の条件を満たしている必要があります。
このため、普通自動車第一種免許をしてから1~2年しか経過していないという人は、採用の段階で弾かれる可能性が高いため、時期を考えるか、別のアプローチを考える必要があります。
また、タクシードライバーとして働くには、乗客を効率的に目的地に運ぶために、道を覚えることが重要になります。
特に就職・転職を希望するタクシー会社の営業区域が東京、大阪、神奈川などの都市部である場合、「地理試験」を受けて正当率80%以上を獲得する必要があります。試験は、マークシート形式で所有時間60分、全40問の問題で内容もそこまで難しいものではないため、勉強すれば基本的に受かるものと考えて問題ありません。(※1)
公式の発表ではありませんが、合格率は50%程度といわれているようです。(※2)しっかりと勉強すれば受かりますが、油断して勉強がおろそかになっていては落ちてしまうので、気を引き締めて挑みましょう。
(※1)参照元:公益財団法人大阪タクシーセンター(http://www.osaka-tc.or.jp/ag_study_materials20191101a.php)
(※2)参照元:タクシードライバー求人なら転職道.com(https://www.tenshokudou.com/contents/chiri/)
タクシードライバーとして就職・転職するにあたり、タクシー会社には履歴書を提出することになります。資格の問題や試験の問題をクリアしたら、後は現場の面接官に好印象を持ってもらえるかどうかが重要です。
ここでは、履歴書の内、特に見られることになる志望動機の部分について、合格しやすい志望動機のポイントと、不合格になりやすい志望動機の特徴についてお伝えしていきたいと思います。
まずは合格しやすい志望動機のポイントとして、以下の3つをご紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
真面目さをアピールするのはほとんどの状況でプラスに働くでしょう。前職が営業職であれ、事務職であれ、どのような心構えで仕事に取り組んでおり、どんな成果を残したかなど、真面目に働いた内容を志望動機として書くのはポイントが高いといえます。
タクシー会社側も、そうした真面目さを持つドライバーを欲しいと思いやすくなるはずです。
タクシードライバーは丸1日以上車に乗って働く仕事なので、体力があるかどうかも重要なポイントです。特に比較的高齢になってから転職する場合は、体力が十分あることをアピールするのも大切なことだといえます。
例えば、学生時代にどのような部活動に取り組んでいたのかといったことや、社会人になってからはジョギングやウォーキングなど、自分でどんなことをして体力向上に励んでいたかなどアピールするとよいでしょう。
タクシードライバーはお客様と直接コミュニケーションを取る仕事のため、コミュニケーション能力が求められます。前職で、コミュニケーション能力を活かしてどのようにお客様と接しており、気に入られることがあったのかや、同僚とチーム力を活かして成果を挙げたことなど書くとよいでしょう。
なお、タクシードライバーとして働き始めると、会社の上司と直接やり取りするといった機会は少なくなりやすいですが、それにしても、コミュニケーション能力が高く、社会人としてしっかりコミュニケーションが取れるかどうかは重要なポイントとなります。誰だって、気持ちよく仕事ができる人と一緒に働きたいと思うはずだからです。
一方、不合格になりやすい志望動機としては以下のようなものが考えられます。
それぞれ見ていきましょう。
タクシードライバーとして働くには、運転技術が求められますが、それにしても運転技術だけをアピールするような志望動機には注意が必要です。もちろん、乗客を安全に目的地に運ぶには運転技術が高いに越したことはありませんが、いかに運転技術が高くともそっけない態度でコミュニケーションを取り、相手を怒らせてしまうようではタクシードライバーとして失格だといえます。
また、単に運転技術が高いだけであれば、タクシー会社だけでなく、トラックの運転手といった選択肢もあります。運転技術を活かして転職するにあたり、なぜタクシー会社を選んだのかが書かれているとよいでしょう。
転職理由が前職での不満を理由にしたようなものの場合、それが例え事実であったとしても、決して志望動機にそのことを書いてはいけません。
前職が不満だったから転職すると書いてしまうと、前の会社を辞められれば転職先はどこでもいいというイメージを持たれやすいですし、実際に転職した後、また不満を感じたら不平不満を言って他の従業員にまで悪い影響を与える存在になりやすいと見られてしまう可能性があるからです。
志望動機を書く際にはネガティブなことを書くのではなく、ポジティブな面に光を当てて書くようにしましょう。
タクシードライバーへの転職の理由の一つとして、成果をあげれば高い給料を得られることを挙げる方もいらっしゃいますが、それだけであればタクシードライバー以外にも歩合制以外の営業職などさまざまな候補が考えられます。
また、お金のみを志望動機に挙げてしまうと、仮に成果が上がらず給料が低いときには不平不満を言うイメージを持たれやすいです。これも、実際には給与や待遇面が最大の関心事であったとしても、それを志望動機に書くのはNGな例だといえます。
タクシードライバーに転職する際は、タクシー会社に履歴書を送る必要がありますが、履歴書に書く内容の中で特に重要なのは志望動機に書く内容です。上述の通り、実際の志望動機はお金や待遇面、前職への不満だったとしても、そのことを直接書いてしまうのはNGです。
しっかりと転職先のタクシー会社やタクシー業界そのもののいい点や特徴をとらえた上で、そこに自分はどのように貢献できるのか、過去の経験や職歴からポジティブな内容で伝えていくことが大切だといえるでしょう。こうした作業をすることで、実際に自分に合ったタクシー会社がどんな会社なのかを見つけるための準備にもなるといえます。
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